小学生にまつわるコロナ対策について、県と市と学童保育運営者に要望したこと
表題『小学生にまつわるコロナ対策について、県と市と学童保育運営者に要望したこと』に関し、自分用メモも兼ね記録のエントリです。
もし状況の似ている方がいらして、「参考にできそう!」と思ってもらえる箇所があったら、そうしてやっていただけると嬉しいです。
現状
我が家の状況
- 夫婦ともリモート不可な就業中
- 家族3人とも高リスク疾患と呼ばれる基礎疾患を有している
- 子どもは7歳・小学2年生=ひとりで短時間ではない留守番はさせたくない
学校・地域の状況
- 8月26日から2学期開始だったが、31日まで夏休みを延長&緊急事態宣言が明けるまでは時間短縮の上、分散授業の実施
- 給食は食べてから帰る(クラスの約半数が出席している状況)
- クラスは32人
- 夏季休業中に付属の学童保育にて感染児童がおり、数日休室
- 閑静な住宅街だが、人口あたりの感染判明者数は県内トップだったりする
- もともと医療資源は日本でもトップクラスの脆弱さ(そうです、埼玉県です)
学校に要望したこと
1、職員・児童とも、マスクは不織布マスクを原則とすること
健康上の理由などで不織布マスクをつけられない場合もあるため、強制とはしないこと。しかし原則として可能な場合は徹底を厳に心がけるよう、繰り返しの呼びかけを行なってほしい。
参考;
『最新の知見に基づいたコロナ感染症対策を求める科学者の緊急声明』
http://web.tohoku.ac.jp/hondou/stat/
2、CO2モニターの設置
1時間に数回、というものではなく、常時換気を最大限に心がけることと合わせ、CO2モニターを設置し、教室内の二酸化炭素濃度を計測の上、数値に基づいた対策を講じること。
参考;
『エアロゾル感染から身を守るためのFAQ 9章 CO2濃度による換気の監視』
https://covidco2jp.wordpress.com/2021/01/26/faq/
(オリジナルソース;http://tinyurl.com/faqs-aerosol)
3、分散登校の延長
8月後半〜9月頭は、お盆効果もあり新規感染者数が少なくなったように見える可能性もあるが、積極的疫学調査すら縮小し検査が完全に不足した状態であるし、医療の逼迫度合いが解消しないままでは子ども・保護者の命は守れない。
せめて医療の逼迫が解消するまでは分散登校を続けてほしい。
4、登校選択制の導入
家族に高リスク疾患のメンバーがいる、高齢者と同居している等、登校に不安を持っていたり、登校を自主的に控える必要があったりする家庭は少なくない。
そうした、あらかじめ登校を控える児童への学びも学びも補償する意思があることを、まず姿勢として示してほしい。
既に1人1台配布されているタブレットの活用、もしまだオンライン授業の準備ができていないのであれば、まずは定点カメラで教卓と黒板を映しておくだけでもいいし、その週の授業内容のメモと一緒にプリントなど教材を配布してくれるだけでも良いので、選択肢がほしい。
自身の感染や、家族が感染して濃厚接触者になったなどの場合で、登校が不可能になる児童が多く出てくる可能性も高い。そうした準備を進めることは、コロナ禍において、全ての児童に学びを補償するために重要である。
文部科学省も、こうした趣旨から外れない指針を出している。
参考;『やむを得ず学校に登校できない児童生徒等へのICTを活用した学習指導等について』
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_99901.html
5、体育の授業の中止もしくは実施体制の抜本的対策
マスクを着用したままの運動には危険が伴うためマスクを外すことが必要だが、デルタ株においては屋外であっても、距離が取れない環境下では感染が多数確認されている。
県内のみならず全国で、屋外の部活動でも、生徒間の感染が多数見られていることを鑑み、屋内及び、屋外であっても十分な距離がとれない場合は、体育の授業を一時中止してほしい。
中止ができないのであれば、十分に距離をあけることを徹底してほしい。
県に要望したこと
県の指針
- 埼玉県では、県立学校に対し、以下のような指針を出しています。
- 児童生徒間は可能な限り、2m以上の距離をあける
- マスクの正しい着用の徹底、不織布マスクの周知
- 分散登校とオンライン学習の併用
- 感染対策をしてもリスクある活動の中止
- 児童生徒やその家族に風邪症状が見られる場合は、登校せずに自宅で休養することの徹底
その他、いろいろ……(https://www.pref.saitama.lg.jp/e2201/coronavirus/index.html)
要望内容
上記、県立学校に対する指針に準じること、もしくは参照することを、それぞれの自治体に呼びかけてほしい。
県は「それぞれの自治体の判断に任せる」と言うが、自治体は「国や県の指針に従う」と言っており、埒があかない。
こうした身動きの取れない感じの状況は、日本では全国的によく見られるものと思います。
であれば、
より「しっかり対策が考えられている」と思われた方に合わせるよう、市民からも積極的に呼びかけるのが良いのではと思います。
本当に、埒があかないので。
学童保育に要望したこと
学童保育に要望したのは、以下3点です。
1、不織布(以上)のマスクの徹底と、その呼びかけ
……強要ではなく、しかし原則とし、利用者にも呼びかけてほしい。
2、家庭保育に協力するよう呼びかけること
3、情報の共有
……発熱者や感染判明者がいた場合、また「風邪や体調不良で休んでいる」子がいた場合、そういう子がいるという情報共有がほしい。個人名や学年等の細かな情報はもちろん不要。
上記3点は、学童保育内ではコピーし、それを職員間に配布の上検討・周知・努力していきますと言われました(手書きのノートに書いていたのですが、私は字が汚いので恥ずかしい……)。
うちの学童保育運営者は、うちのところのみならず、市内の半分くらいの学童を管轄しているので、運営の方にもあらためて、同様の要望を出そうと思っています。
学童保育の方は、正直なところ教室よりも明らかに感染リスクが高いです。
人口密度が高いし、教室と違ってお弁当はどうしても向き合って食べるスタイルになっちゃうし、子どもたちは、てんでバラバラにそれぞれに室内で遊びはしゃぎ回っている状態(それを禁止するのも、正直、学童の性質上違うと思う……)なので、マスクの着用ひとつとっても、管理も難しい。
これから
4、CO2モニターの設置
も呼びかけていこうと思っているのですが、予算なんてないし難しいだろうな……。
とりあえずうちのCO2モニターを持って行って、(部屋の真ん中に設置するのは難しいけど)どんな数字になるのか、個人的に計測してみようと思っています。
土曜日は人が少ないためか、お迎え時の数値は460ppmという、とてもいい感じのものでした。
随時それを保ってもらえていると、めちゃくちゃ嬉しいんだけど……!
CO2モニター持ち込んでまず個人的に計測、は、分散登校が始まったら学校でも実施予定です。
以上、おしまい!
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