結婚も10年目なので、フルーツなど。

結婚10年目、フルーツ

もうすぐ、結婚10年目になるようです。

さっき気づいてびっくりしたんですけど、10年です。
311の年の4月1日、嘘みたいなエイプリルフールに、婚姻届を提出しました。

震災をきっかけに結婚するカップルが増え……みたいなことがしきりに言われていましたが、地震の前から予定していたことだったので、311きっかけではありません。
……って、当時よく話してたなぁー、など思い出しました。

今となってはどちらでもいい話ですが、たぶん当時は、「一時的な非日常のせいで、考えなしにくっついちゃった人たち」みたいに思われたらなんかイヤだなぁ。みたいな気持ちがあったのだと思います。

一応、それなりには考えていましたよ。
記念日を記憶できない2人だったので、「年度の頭かつエイプリルフールなら、さすがに忘れないでしょ!」とか、その程度のレベルの話ですけど。

でも実際はお互いに忘れてて「あっ、今日じゃない?!」「あれっ、今日だね?!」みたいになっていたりするし、年度頭の初っ端の日なんて仕事やら何やらでバタバタしていて結婚記念日どころじゃねぇ!!!! みたいな感じがあったりするので、考えが足りていなかったといえば、足りていなかったようにも思います。

それも今となっては、どうでもいい話です。


当然ですがこの10年、思えばいろいろありました。

無痛分娩のおかげで出産がとっても楽しかったり、でも退院してからは大変だったり。
他に選択肢がなかったんだから仕方ないけど、里帰り&育休取得した夫の存在なしの産後育児ってやばいですね。
「子育て広場においでよ!」以外のサポートがない自治体の「産後サポート」に絶望したりもしましたね。
保育園には「応募するだけ無駄だからやめておいたほうがいい」って言われたりね。ははっ。

そう、育休とるはずだった夫の職場(定時出社・定時上がりがデフォだった)が想定外の激務状態となり、育休取れないし始発・終電生活になって、思えば私も夫も相当追い詰められた日々があったり。

そんな中でマンション購入して引っ越したり。

疲れ切って痩せたり、入院付き添いで病院に泊まり込みになってさらに激痩せしたり、でも入院付き添いのストレス発散にドカ食いしてしまったせいで激太りしたり。
産前とほぼ同じ体重まで減って、即刻、臨月とほぼ同じ体重にまで増えたもんね。戻ってきていたはずの生理も止まるってもんです。

夫が「これまでの人生でオールしたことないです」「眠らないのほんと無理です」みたいな感じで、それはもう本当に本当に無理なので、夜間のお世話も私ひとりでやばかったり。

という一方、夫は夫で始発終電生活の中「夜起きてない代わりに家事は全部やる」くらいの感じでいろいろやってくれていたので、疲れでしょうかね、半年で10キロ痩せるとかいう事態に陥ったり。
それで夜間に謎の発作みたいのが起きて救急受診〜みたいなことがしばしば起きるようになったり。
(体重は今も戻らないですが、原因が判明したので治療しつつ元気にやってます)

保活で「日本しね」ってなりかけたり。

保育園入ったあとも、保育士さんに「在宅でお仕事されてるなら、無理に保育園通わせなくてもいいのでは?」てネチネチ言われたのがイヤすぎて、幼稚園に転園したり。

3歳くらいになったら治るでしょうって言われていた卵アレルギーが全然治らず、治らないどころかアナフィラキシーを発症して救急車呼ぶ騒ぎになったり。(子よ、ごめんなさい)

『BANANA FISH』アニメで信じられないようなハマり方をして、初めてコラボカフェに行ったり、初めて同人誌というものを買ってみたり、同じファンの相互さんとオフでご飯食べに行ってみたり、声優さんがいらっしゃるイベントに行ってみたりする生活を知ったり。

そんな中、‪COVID-19‬が生まれたり。

バタバタの卒園式、バタバタの入学式、そして入学式の翌日から2ヶ月以上の休校生活に突入したり。


ね。
いろいろありました。


いろいろあるなかで、結婚指輪が指に入らなくなったりとかも、しました。
今も入りません。

私も夫もアクセサリーを身につけるという習慣が一切なく、「無くすから」という理由でもともと指輪はほとんどつけていなかったのですが、ちゃんと身につけられるよう、メンテナンスでもしてみようかなと、ちょっと思っています。
せっかく、10年の節目なので。


私が夫と結婚したのは、「お互いに楽だから」でした。

趣味も違うし、性格も違うし、違うところも面白くて好きだったのですが、その1点はおそろいでした。

一緒にいたいと思うけど、一人で自分の好きなことを、好きなようにやっている時間が好きなのです。
一緒にいたいけど、ひとりでいたい。みたいな。

なので、「じゃあ、一緒に生活すればいいんじゃない?」となったのが、結婚のきっかけでした。
一緒に生活してれば、一緒にいられる上、それぞれに自由にしていられる。
一緒に何かしたいときは、(相手のタイミングさえ大丈夫なら)すぐに一緒にそれができる。ハッピー!! みたいな。

で、いつか子どもも一緒に生活できたらいいねー(私産んでみたいしなー)みたいな気持ちもあったので、生活をともにするだけでなく、法律婚に至りました。

結婚前より、結婚してからの今のほうが、断然自由だなーと思います。
これは10年間、ずっとずっと変わらないことです。私はね。

もちろん、母親、というか「保護者」というカテゴリの人になったので、物理的にとか、どうしても引っ張られて経済的にとか、制限は増えました。
(不当な制限には当然文句言っていきますけれども)

ただ、気持ちのこととかいろいろ、総合的に全部もろもろまるまるっとひっくるめて考えると、やはり当時よりも今の方が自由だなーと感じます。

とても、生き心地が良い。

こういう環境を維持していくためにも、「メンテナンス、大事。」と思います。


ということで今年は、結婚指輪の件のみならず、気づいたことがあれば、積極的にメンテナンスし、修正していく1年にしたいなと、

さっき急に、思いました。


というのもですね、
先日購入したミキサーが今日、届いたのです。

 

このミキサーでさっそくフルーツジュースを作っているときに、りんごをカットしていた夫が言ったのです。

「おれ、富裕層になったら、毎朝フルーツ食べる生活をするんだ」と。

……えっ?!

えっ、そんな夢? 目標? があったの? 初耳ですけど?!?!

この10年、たかが10年されど10年、一緒にいろんなことして過ごして、いろんな話もしていろいろお互いにわかることも増えてきたように思っていたのですが、完全に初耳でした。

そんなリアルで生活感のある、ささやかな「富裕層」生活って……!

いえ、わかるのです。
果物って、おいしいし優秀なビタミン源だし、おいしいけど、米とか肉魚とか野菜ほどには必須じゃない、「嗜好品」という感じがします。
なので確かに、私もあまり購入していません。
フルーツ is 金銭的にゆとりがないと買おう・毎日食べようという発想にならない存在。みたいなとこ、あります。

買うものリストに果物を入れること、確かに私、ほとんどないです。
せいぜい「チェリーの季節なので買ってみた!」「奮発してナガノパープル買った! 秋なので!」「冬はみかん食べたくなるよね!」とか、その程度。習慣ではないです。

でも、でもですね。
実は私、いま、青果店に勤めているんですよ。
八百屋さん。
フルーツ専用の小さな別館もある、地域の八百屋。

「1日いっこのフルーツ買うくらいの出費なら、どうにかなるんじゃないか……?」

低価格帯のお店だし、さらに従業員割価格で買えるし。

なので結論、
来週から、1日いっこ何かしら果物が口にできる生活を目指してみます。

結婚10年目の目標、第一弾です。
本当に毎日、365日は無理だろうと思うので、まぁ「できるだけ1日いっこ」くらいの感じで。

家事は再生産労働だと言われます。
地味で、とりわけ経済的に評価されることの少ない、達成感の得にくいものだと。
本当にその通りだと思います。

この「10年目の結婚生活メンテナンス」も、きっとそういう類の試みです。

夫はこの手の労働、めちゃくちゃうまいんですよ。
さすが「産後は私は育児メインになっちゃうと思うので、家事は任せました」つったら「了解」となる夫です。

つーかもともと、家事能力は私よりバリ高だった夫です。
私が壊滅的なんです。

夫はそういう私を知っているし、いろいろ壊滅的なところも含めて「宇宙人だね」って結婚前から言ってて、それで結婚10年なので「今さら?!」という感じでもあるのですが、無理のない範囲で私も……もう少しくらいは貢献しようかなと……今さらながらに思いました。

まずはフルーツ。

フルーツが習慣になれば、私もおいしい思いができるのです。
がんばるぞー。



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